彼が取り出した端末を見て、思わず「おぉ」と小さく声に出してしまう。 それをしっかり聞き漏らさず、彼は前より少し痩せた顔で私に笑いかけながら手にした端末をぶらぶらさせて「そう、まだガラケー」と言う。 10年ぶりに訪れた古都は、当時学生だった私が…
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